Wednesday 18 August 2010

シチリア休暇 タオルミーナ


8月もまだ半ばだというのにこの気温の低いロンドンにいるとシチリアの夏休みも遠い昔のように感じます。 シチリアはまだ暑い日が続くのだろうなー と思うと、なかなか社会復帰できずに次回は9月頃に行って、こことここに滞在して・・・・ と現実逃避中。



今回訪問したタオルミーナはグランブルーの映画にもチラッと登場した風光明媚な観光地。 街のメインストリートにはブランドショップが立ち並んび、物価もやや高めの高級リゾート地。  そしてなぜかロシア人が多い。 (他の都市ではあまり見かけなかったのに)


街から映画のロケ地のイゾラベッラの海岸に行くには2002年に完成したケーブルカーに乗るか、20分くらい階段をひたすら下りていかなければなりません。 歩いた方が眺めはいいですが戻りは上りになるので真夏には避けたほうが良いかも。 (私はこれで今年一の量の汗をかきました)



それにしても人が多い・・・・ とくに週末の夜ここは新宿ですか?と思うほどメインストリートは観光客でごった返しています。 同僚に勧められたOsteria Nero D'avolaに予約を取らずに出かけて見たら既に満席。 私達より一歩先に来たカップルは断られ、1度は私達も断られたのですが「じゃあ明日来るよ」の私の一言に外にテーブルを作ってくれました。 (私の魅力?圧力?)



本日のお勧めが色々用意されていましたが、私は定番メニューのSashimi (Soy Sauce & Wasabi) に簡単にも心を奪われてしまった。 基本的に魚は塩焼きかしょうゆでシンプルに食べるのが好きなので、Soy Sauce =しょうゆと聞いたらここはイタリアだろうどこだろうが注文せずにはいられない。 そしてツナパスタと魚のグリルを注文し、お店からのサービルであるスパークリングワインとお手ごろな白ワインを一本。 


いやー 良く冷えたスパークリングは上手い♪


甲殻類は抜いてね!という依頼にもかかわらずSashimi プレートにはしっかりと甘海老が
 
鮮度確認だけ!という理由でほんの数ミリの甘海老を食べて見ましたが・・ う・う・うまい! 暫く食べてなかったからか舌が味を忘れてしまってるのかも知れませんが、新鮮で甘い! 

ツナのパスタ ちょっとツナが煮込みすぎ


お店の雰囲気もスタッフもとてもフレンドリーで気持ちのよいレストラン。 このオーナーはタオルミーナのメイン通りにシチリア特産物(ワインなど)のお店を経営しており、時々ワインツアーなども行っています。

一つだけ嫌だったことはお店の外の壁にゴキブリがいること・・・ どこのレストランでもあることなのですが実際目にしてしまうと・・・・ 


長くなってしまうので次回に続く...


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Thursday 12 August 2010

シチリア休暇 シラクサ


夏休みはシチリア島に行ってきました。 夏が夏じゃないロンドンから比べるとシチリアは太陽がギラギラとしていて暑い・暑い・暑い!! (嬉涙)


ビーチでころがってると体が太陽光線を吸い取って喜んでいるのが感じ取れます。 嬉しくて嬉しくて走り回ってる感じ。 ロンドンは大好きだけれども、やっぱり夏は夏で太陽にあたらないと心身共に疲れてしまいます。 暑い〜っ 暑い〜っといいながらスイカを食べてうだっていたい。 

今回はレンタカーをしないで電車で移動することにしたのでアクセスのよい都市に滞在。 パレルモ、タオルミナ、カタニア、シラクサと滞在しましたがお気に入りはシラクサ。 街というよりは宿泊したB&Bが最高でした。

部屋から見える海 地下から海に直結

綺麗な海と朝日をたっぷり浴びながら食べる朝食は最高


昼間は目の前の海でシュノーケルして、疲れたら昼寝して、夜お腹が空いたらご飯を食べに街にでる。 事前の調査不足でシラクサには残念ながら特別美味しい! っていうレストランに出会えなかったけれど、自家製パスタやピザ、これが1人前?とビックリするようなブイヤベースを食べてきました。 


6種類もの魚が・・・ これで一人分
スープもたっぷり・・・
こんなに大きいブイヤベースを一人で食べきれるはずもなく、半分以上残してしまった。 あまりにももったいなくてお持ち帰り用にパックしてもらい、クリスマスのときの牧師さんになった気分で野良猫に配給して回ることに。 あの猫達みんな元気でやってるといいなー。

次回もまたこのB&Bに滞在して今回訪問できなかったラグーサなど訪れてみようと思います。


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Wednesday 11 August 2010

The Fat Duck - Part 2

休暇前に片付ける事が多くて、すっかりFat Duck 後半のアップデートが遅くなりました。 

すこし落ち着いて見るとこのようなレストランが予約を取れない程大盛況なのはロンドンだからなんでしょう。 今年後半にはロンドンのMandarin Oriental HotelにHeston(Fat Duck Group) の2号店が出来る予定で、ロンドンのレストランシーンにどんな影響を与えてくれるか楽しみです。 


さてさて 引き続きどんなどんな仕掛けが出てくるのか待ちくたびれた頃、iPod mini の入った大きな貝が運ばれて来ました。 イヤホンを耳に当ててみると波の音が聞こえて来ます。


SOUND OF THE SEA


海岸の砂をイメージしたタピオカ粉末の上にハマチやマグロの刺身
こちらにも昆布が使われていて、出汁(旨味)がお気に入りのよう。


扇風機の風邪でも良いから少し風を感じられたらますます海にいるようです。 回りのテーブルは違うものを食べてるからそうも行かないですね。  お刺身はどれも新鮮でペロっと平らげてしまったけど、昆布と椎茸出汁のタピオカ粉末はいまいちーというか 椎茸嫌いなんです。。 (苦笑)


嫌いな物が何故か続く・・・ 次は油の乗った鮭。 うっ 油乗りすぎでかなり苦手。 こちらは一口食べて友人にまわしてしまいました。 それにしてもちりばめられているピンクのグレープフルーツ ちょっとぷりぷりし過ぎてると思うのですが、こんなに大きかった? とどうも気になります。 



SALMON POACHED IN LIQUORICE
Artichoke, Vanilla Mayonnaise, Golden Trout Rose and Manni Olive Oil


そしてまた苦手な物が続く・・・ レバーとか血の多い肉は苦手なんです。  お肉は非常に柔らかくてソースも美味しいのですが、お肉の血が・・・ 血が・・・・ クラクラ。  こちらは1720年あたりで食べられていた調理法をもとに再現されたようです。 当時にとっては非常に栄養価の高いものだったに違いありません。 



POWDERED ANJOU PIGEON (c 1720)
Blood Pudding, Potted Umbles, Spelt and Pickles



やや苦手な物が続いてやや中だるみでしたが、お口直しに運ばれてきた紅茶で復活。  その名の通り暖かいのと冷たい紅茶が一度に楽しめとても不思議な感覚です。 


HOT & ICED TEA


この辺りでもう3時間以上経っているので座ってるのも疲れ始め、お腹も一杯なので眠気が襲ってきました。 Menu を見るとデザートがあと二皿も出てくるのかと思うとややうんざり気味です。 食べないで帰る訳にもいかないしもう少しの辛抱!と眠気と戦っていると素敵なデザートで目が覚めました。 (幸せ!)




TAFFETY TART (c. 1660)
Caramelised Apple, Fennel, Rose and Candied Lemon


こちらは1660年頃のレシピをもとに作られています。 砂糖で煮詰めたリンゴが薄いパイ生地で挟まれていますがかなり甘いですが、ブラックカラントたっぷりのソルベがアクセントになってます。 


次は今日一のお気に入り。 ドイツでよく食べたものですが、本場よりも断然美味しい! (もちろん断然高い!)


THE "BFG"
Black Forest Gateau


ドイツの黒い森地方のSchwarzwalder Kirschtorte (チェリーとチョコレートのケーキ)をモダンにアレンジしたこのケーキはドイツで食べたどれよりも濃厚でいてかつチョコレート、チェリーとクリームのバランスが完璧に取れています。 The Times でHestonがこのケーキのレシピをのせていたので興味がある方はこちら




途中苦手な物が続きやや中だるみの4時間半のランチでしたが、5感すべてで楽しむFat Duckのコースは色々な意味で非常に参考になりました。 そして楽しい会話とともにすすんだワインも含めると1ヶ月分のランチ代以上になってしまった。 


まあ一生に一度だし、またしっかり働いて&節約しよう!




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